資料・政策

2011/06/27

市民病院・医師不足

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公立病院がなくなる!?赤字で自治体は手放す方向へ

市民病院がなくなった松原市や阪南市のように、多くの市民病院が「経営難」で苦しんでいます。立地条件がいいことで、行政が「二束三文」で病院を売り払うのを「病院ファンド」が狙っている、とのマスコミの記事も出てきました。
国が病院に支払う「診療報酬」を引き下げたため、病院は経営困難に追い込まれています。赤字病院を抱えた自治体の財政指標は急速に悪化します。そして、「病院経営が自治体をつぶす」とみなされ、市民病院が自治体の首長に「じゃまもの」扱いにされているのです。大阪府下には、古い建物の市民病院が少なくなく、これらの病院は当然耐震強度の問題があり、建て替えが迫っています。しかし、資金がない…。閉院か市民のために継続化か、悩む自治体…。地域医療を崩壊させないためにも、橋下府政にも府下全域の医療を支える責任があります。

医師不足 大阪府は深刻です…
堺、泉州、中河内、北河内は全国平均以下

大阪府の医師不足は深刻です。大学病院や大きな病院が集中する大阪市など以外では全国平均を大きく下回っています。医師不足が市民の「命の綱」になる救急医療にも影響を及ぼします。医師不足で一部の医師に過重な勤務が後をたたず、耐えきれなくなって病院を去っていく医師。それがますます医師の過重労働をうみ、小児科や産婦人科、外科などが閉鎖される事態が続いています。

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