活動報告
2021/07/5
「明るい会」50周年記念のつどい 今こそ必要な命・暮らし第一の政治
今年、結成50周年を迎えた「明るい会」は7月3日、「50周年記念のつどい」を開催しました。50年の歴史に学び、さらに共同の取り組みを広げ、憲法が暮らしに生きる政治への転換につなげようというもの。
府政を府民に身近なものとした1971年から2期8年の黒田革新府政は、公害対策や暮らし、福祉、医療、教育、中小事業者支援など、これまでの府政のあり方をがらりと変える取り組みをすすめました。
新型コロナウイルス感染拡大のもとで、医療費2倍加や病院削減を進め、五輪強行を図る菅政権、二重行政だと言って公立病院を廃止や重症病床確保数の縮小など、府民の命や営業を最優先しない維新府政のもと、今こそ革新府政のように命と暮らしを最優先にする政治への転換が求められています。
主催者挨拶した「明るい会」常任代表幹事の菅義人大阪労連議長は、「共同の取り組みを広げ、菅政権と維新政治に対し、命と暮らしを守る政治、政策への転換を迫り、憲法が生きる政治を実現することが私たちに求められている重要な役割だと思っている。50年の歴史に学び、未来につなげていくことができればと思う。1年半後までには必ず訪れるたたかいへの新たなスタートとしたい」と述べました。
つどいは、コロナ禍のもと、来賓と常任幹事団体のみの出席とし、ユーチューブでライブ配信しました。
政党からは、社会民主党大阪府連合の川口洋一幹事長があいさつ、立憲民主党大阪府総支部連合会の辻元清美代表がメッセージを寄せました。共産党大阪府委員会の柳利昭委員長があいさつしました。
このほか、2004年の知事選から3度「明るい会」の候補者として奮闘した梅田章二弁護士、2019年知事選で「明るい会」が自主的支援した小西禎一元府副知事、大阪市をよくする会の福井朗事務局長、平松邦夫元大阪市長(ビデオメッセージ)、落語家の桂文福さん、黒田了一元府知事の次女の山口美千代さん、「明るい会」初代事務局長を勤めた菅生厚さんがあいさつしました。
つどいでは、革新府政時代をはじめ、「明るい会」の50年の歴史を紹介するビデオ「未来へ革新を、つなぐ 府民が主人公の大阪」を上映。この日発行した同名の記念冊子の紹介をおこないました。
ライブ配信は、ユーチューブで繰り返し見ることができます。
50周年記念冊子についてのお問い合わせは「明るい会」事務局までお願いします(電話06-6357-5333)。
記念冊子(右は表紙)は、50年の歴史を振り返る写真を満載、黒田革新府政の実績や取り組み、これまでの知事選などについて紹介しています。A5版112ページ。
You tubeのURLは、https://www.youtube.com/watch?v=zlneCVkWx10です。
2021/05/24
府民要求連絡会が府知事、議会議長宛にコロナ対策の強化を求める団体署名提出
2021/03/29
府市「広域一元化」条例は、廃止・撤回を!
2021/03/27
大阪府市「広域一元化」条例の強行可決に断固抗議する(談話)
大阪府市「広域一元化」条例が26日、大阪市会で可決されました。同日、「明るい会」の荒田功事務局長が談話を発表しましたので紹介します。
2021年3月26日
住民投票の「民意」をねじ曲げた
「広域一元化条例」の強行可決に断固抗議する!(談話)
明るい民主大阪府政をつくる会
事務局長 荒田 功
「大阪府及び大阪市における一体的な行政運営の推進に関する条例」(いわゆる「広域一元化条例」案)は大阪府議会で3月24日に、大阪市会では3月26日に、いずれも維新・公明の賛成で可決されました。
2015年5月17日と昨年11月1日の2度にわたり実施された大阪市の廃止・特別区の設置を問う、いわゆる大阪「都構想」の住民投票の結果を受け入れず、勝手な解釈で条例版「都構想」を強行したことに対して、断固抗議するものです。
この条例案が公表されたのは2月17日。それまでは条例案「骨子」に対する意見募集(パブリックコメント)でした。そして締め切りは2月20日。公表からわずか4日間という短さです。重大なのは、住民投票の「民意」に反する条例案の内容が、まったく知らされない中で、維新と公明の政治的取引として成立したことです。しかも、4月1日施行というまさに市民不在・府民不在の条例であることです。
条例案について公明は、維新との修正協議を続け、府市の関係を「対等の立場」と明記させたと言いますが。そもそも府と市町村は上下関係ではなく対等平等です。
府議会で過半数を握る維新ですが、大阪市会では維新は過半数に届かず、条例化のカギを握るのは公明でした。しかし、まったく無意味な修正を理由に、維新になびいた公明の態度は、支持者をはじめとする多くの住民に対する裏切り行為であり、その責任は重大です。
条例は、成長戦略やまちづくりの一部権限を大阪市から府に移すものです。府市一体で進めるため、「副首都推進本部会議」を設置し、知事が本部長、大阪市長が副本部長としています。
今、行政の権限は国から都道府県へ、さらに市町村へと、住民に身近な自治体に移してきています。今回の条例はこの「地方分権」に逆行するものです。全国でも例のない「広域一元化条例」が、大阪市民や府民の利益に結び付くのでしょうか。
それどころか、大阪市の権限と財源が府に差し出され、大規模開発が加速し、住民のいのちと暮らしを守る施策が後回しにされるのではないでしょうか。
2度も反対が上回った「都構想」の代案として条例可決を強行した維新と公明は、住民との矛盾を一層広げるでしょう。
「明るい会」は大阪の自治と府民の暮らしを守るために、維新政治との戦いに全力を挙げることを表明します。
2021/03/22